永井 トリニータの話が出てきましたけど、清永さんの地元でも
ありますし、スポンサーになる事を決めた思いをお聞きしたいです。
清永氏 まあ、なんと言いますか。衝動に駆られて。
1999年からスポンサーをしていますが、当時J2でも前期、後期に
別れていて、スポンサーも半分に割っていい時期があって、後期から
スポンサーを始めました。スポンサーになる前に自分のブランドで
"F.C.REAL BRISTOL"というサッカーウェアみたいなものを作り始めていて、
サッカーのもので利益をあげたので、サッカーの神様がいるのであれば
サッカーに還元しなくてはと思い。そこにたまたま、J1を目指している
Jリーグに参加しているチームが、偶然自分の生まれ育った街にあったのです。
永井 俺が清永さんを知ったのが、99年のその頃で、地元の大分に
地元出身の人で、東京で一旗揚げた人がチームのスポンサーをしてる人が
いるって聞いて、すごいな!と思い、尊敬はもちろん、かっこいい生き方をしている
人がいるなと思っていて、会ってみたい人の一人でした。
田舎から東京に出てきて地元に返すみたいなのが、やっぱり理想ですよね。
清永氏 かっこ良く言えば理想ですよね。
でも僕は、たまたま好きになって夢中になったものがサッカーで
それも仕事で少し関わったりして、そこに九州で唯一W杯に手を上げた
街であったり、J1を目指しているチームであったりして、偶然が重なり
必然になった感じですかね。
永井 でも、東京にいたら、他にもいろいろな事にお金を掛けてしまいそうなのに、
なかなか出来る事じゃないですよね。
清永氏 それがあったから、今があるというか。
その時はブランドを立ち上げて1年目だったので一旗も揚がってない時期なんですよ。
だけども、勢いに乗って、向こうのスケールに合わせていこうと思いました。
永井 やっぱり、そこが凄いですよね。

清永氏 チームがJ1に上がっていくとスポンサー料もあがっていくんですよ。
それにこっちも合わせて行かなくてはいけない。向こうの状況で
自分の会社の状況を、変えていかないといけない状況に置いたんですね。
永井 なるほど、素晴らしいですね。
清永氏 だけど僕がラッキーだったのは、そこにチームがあったという事。
それだけですね。その当時、サッカーとファッションがあまりリンクを
していない時期でしたし、今でこそ認知されてきましたけど、
ブームが来る前ですから珍しがられましたよね。
永井 それだけ昔からサッカーに関わってきた清永さんに是非お聞きしたいのが
今のJリーグに足りないものは何ですか?
清永氏 Jリーグに足りないもの…
まず順番に言いますと、自分が住んでいる東京が盛り上がってない気がします。
首都が一番盛り上がっていない国は他にないですよね。
そこが少し悲しいところですね。
首都のチームのスタジアムが満員にならない国というのが悲しいですね。
あとは東京にサッカー専用スタジアムがない。
それは大きくなくていいんですけど、三ツ沢とか西が丘くらいの
基準を超えてる1万5千人くらいのスタジアムがあればいいなと思います。
味の素スタジアムがありますけど、調布って味の素スタジアムが出来て
初めて行った街なので、どちらかというと遠くて、隣の県ぐらいのイメージで、
等々力スタジアムも行ったら近いですけどね。
永井 もう少し都心に近くなるといいですよね。
清永氏 あと長い目でみると、Jリーグより日本代表のほうが人気があるのも
問題なのかと思います。Jリーグのチームよりも代表チームの方が好きという
のが今のJリーグの現状なのかなと思います。
永井 そこは大きい問題ですよね。
清永氏 コアなファンは気付き始めていて、代表よりもJリーグを
盛り上げようと、なってきているので純粋に本質的なファンに
なって来ているとは思います。ミーハーなファンは少なくなって来ましたよね。
日本の土壌だとファミリー層を呼びたいから、観客動員の事も考えて、
ある程度パブリシティ的な選手が必要かも知れませんが、
やっぱり東京のチームが情けないですよ。それに尽きますね。
永井 なるほど、よく解りました。
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